Co-Edoを運営する株式会社ダイレクトサーチジャパン(代表取締役
田中弘治)は、従業員を抱えずにWebソフトウェアの開発を中心に12年ほど事業を営んでいます。
Co-Edoをはじめてから約3年が経ち、当初運営はボランティアスタッフのかたにご協力いただき、2フロア化したあとはスタッフと業務委託契約を結ぶことで、切り盛りしています。
コワーキングスペースを事業(ビジネス)として考えると、経営面で難しいところも多く、全国のコワーキングスペースで「スペースの運営単体で利益が出ている」スペースは約8.4%しかないデータもあります(「
北海道大学コワーキング研究コミュニティ2014年度活動報告書」より)
ありがたいことにCo-Edoはそのなかに入れていますし、2フロア化で増席したことで利用者も倍増しています。
これまでは少数の優秀なスタッフのみで運営をしてまいりました。
業務委託契約という形態をとっていたのには理由があり、Co-Edoという場所を拠点に活動するフリーランス等の「自立して自ら売上を上げている」かたに運営をお願いすることで、コワーキングスペースという「交流が生まれ」「スキルアップの機会に恵まれている」場所を活用し、自らのビジネスを延ばすこととCo-Edoの発展との相乗効果をお互いに見出せるからです。
今後も業務委託をしたパートナーのかたにもCo-Edoの運営業務の一部を委託していくのですが、いっぽう同時に、アルバイトや派遣社員、インターンといった別の(雇用)形態による仲間を増やす必要があると感じるようになりました。
というのも、業務委託のパートナーは自ら事業を営んでいますので、独り立ちし事業に専念する時期が必ずやってまいります。
Co-Edoはその一助になりたいと思いますし、そのときがきたあかつきには、彼(彼女)らの進む道を応援してまいりました。
いまのように少数精鋭の業務委託のみで運営していると優秀なスタッフが卒業するたびにCo-Edoの良さが失われかねません。
そこで、業務委託・アルバイト・派遣社員・インターン等、さまざまな方々が、それぞれに適した形でCo-Edoに関わっていくことが、よりよいコワーキングスペースにすることができるのではないかと考えました。
2フロア化した際に「Co-Edo2.5」という計画を立てました。
これはコワーキングスペース事業を素人経営から脱し、飲食店やコンビニのような「普通の店舗」として経営していくことを目指した計画です。(参考:
コワーキングスペースを世代別に考えてみて想うこと)
今後コワーキングスペースが今以上に多様化していくなかで、Co-Edoが5年後も変わらず、コワーキングという文化を体現してくことを考えています。
しかし、残念ながらまだ道半ばです。
一緒にCo-Edoやコワーキングの未来を作ってく仲間を心より求めています。